「老人ホーム」は日常会話でよく使う言葉ですが、制度のうえでは複数の住まいの総称です。大きく分けると、民間が運営する有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)と、公的な位置づけの特別養護老人ホーム(特養)や介護老人保健施設(老健)などがあります。
それぞれ、根拠となる法律が違います。有料老人ホームは老人福祉法、サ高住は高齢者住まい法(高齢者の居住の安定確保に関する法律)、特養や老健は介護保険法にもとづいて運営されています。要介護認定や自己負担割合など介護保険制度の基礎を押さえておくと、施設ごとの費用や利用条件の違いも理解しやすくなります。名称が似ていても、費用の仕組み・入居条件・受けられる介護サービスの形が異なるため、「名前」ではなく「中身」で見ていくことが大切です。
まずは、ご本人が今どのくらい介護を必要としているか、医療的な対応が必要か、毎月いくらまで負担できるかを整理しておくと、種類を絞り込みやすくなります。
