「施設に入れば、洗濯も掃除も買い物も全部やってもらえる」と思いがちですが、実際は施設の類型と契約によって扱いが変わります。
大きく分けると、介護付き有料老人ホームは介護保険制度上の「特定施設入居者生活介護」(都道府県の指定を受けた施設で、介護を保険サービスとして提供する類型)にあたり、生活支援を含む介護が施設のスタッフから一体的に提供されるのが一般的です。一方、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)では、施設が介護を直接は行わず、必要な介護は外部の事業者を利用する形が一般的とされています(参考:厚生労働省 有料老人ホームの概要、国土交通省 サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム)。このため、掃除や買い物代行などが施設独自の「自費オプション」として別料金になっていることがあります。
まず確認したいのは、見学・問い合わせの段階で「この施設は介護付きですか、住宅型・サ高住ですか」「洗濯・掃除・買い物は誰が、保険内か自費か」をはっきり尋ねること。施設の類型ごとの特徴は老人ホームの種類と選び方でも整理していますが、同じ『有料老人ホーム』でも中身が違うため、パンフレットの印象だけで判断せず、後述の重要事項説明書と料金表で裏取りするのが安全です。費用や範囲は施設ごとに異なり改定もあるため、必ず各施設の最新版でご確認ください。
