パンフレットに書かれた「月額〇〇円」は、いくつかの費用が積み上がった合計です。特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの介護保険施設では、月額は次の4つで構成されるのが基本です(出典:厚生労働省 介護サービス情報公表システム)。
- ①介護サービス費の自己負担:介護にかかった費用の1〜3割
- ②居住費:家賃にあたる部分
- ③食費:1日3食を基本とした食事代
- ④日常生活費:理美容やおむつなど日々の暮らしにかかる費用
ここで覚えておきたいのは、医療費(受診・薬・検査など)は原則この月額とは別にかかるという点です。在宅サービスが要介護度ごとの支給限度額の中で利用するのに対し、施設では上記の自己負担に加えて居住費・食費・日常生活費が必要になる、という違いがあります。
施設探しの場面では、まず「その施設の月額にこの4要素のうちどこまで含まれているか」「医療費やおむつ代は含まれるのか別なのか」を、料金表で項目ごとに確認するのが出発点です。表示額の大小だけでなく、何が含まれ、何が別料金かをそろえて比べることが、後の想定外を防ぎます。入居一時金なども含めた費用全体の相場感は、入居にかかる費用の相場で整理しています。なお、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅では費用の建付けが異なるため、後の節であわせて触れます。
