介護施設のサービスを介護保険を使って利用するには、はじめに「要介護(要支援)認定」の申請が必要です。これは、ご本人にどれくらいの介護が必要かを公的に判定してもらう手続きで、認定の結果(要支援1〜2、要介護1〜5など)によって、利用できるサービスや保険の対象範囲が変わってきます。自己負担割合など介護保険制度そのものの基本的な仕組みも、あわせて押さえておくと理解がスムーズです。
厚生労働省の案内(介護サービス情報公表システムの「サービス利用までの流れ」)でも、この申請がサービス利用までの最初のステップとして示されています。つまり、施設を探し始める前後のどこかで、この申請を済ませておく必要があります。
大切なのは、認定が出るまでには日数がかかること(後述しますが原則30日以内とされています)。施設探しと申請は、どちらか一方を終えてから次へ、ではなく、並行して進めるのが現実的です。
施設探しの場面では、見学や問い合わせの際に「現在は申請中です」「要介護◯の認定が出ています」と伝えられると、施設側も受け入れ可否や費用の見込みを案内しやすくなります。認定の段階によって入居の対象となる施設の種類が変わる場合もあるため、ご本人の認定状況(申請中/認定済み)は、早い段階で整理しておきましょう。なお、施設ごとの入居条件は重要事項説明書などで異なるため、詳しくは各施設・自治体の最新案内でご確認ください。
