施設選びで多くのご家族が気にするのが「スタッフの方が優しく接してくれるか」です。これは感覚的に見えますが、実は家族が客観的に確かめられる手がかりが、公的な仕組みの中にきちんと用意されています。
ひとつは、施設が交付する重要事項説明書(施設の概要や料金・体制を説明する書類)です。厚生労働省が示す有料老人ホームの標準様式(別紙様式)には「職員体制」の欄があり、職種ごとの職員数や有資格者の人数まで数字で記載されます。もうひとつは、誰でも無料で使える介護サービス情報公表システム(kaigokensaku.mhlw.go.jp)で、従業者の研修の状況や相談・苦情への対応の仕組みまで確認できます(厚生労働省)。
つまり「スタッフ対応」は、(1)見学で実際の声かけや表情を見る、(2)書類で人員体制を裏づける、(3)ネットで研修・苦情対応の仕組みを確認する、という3方向から見極められます。施設探しでは「なんとなく良さそう」で終わらせず、この3つを意識して材料を集めると、家族みんなで納得して比べやすくなります。なお、様式は施設の種類によって異なり、記載内容も更新されることがあるため、最新版は施設や自治体で確認してください。
