地域包括支援センターへの相談や要介護認定の申請といった老人ホーム探しの最初のステップを終えたら、次はいよいよ見学の段階です。いきなり見学に行く前に、無料で読める公的情報で候補を絞っておくと、当日の質問がぐっと深まります。
ひとつは「介護サービス情報公表システム」(https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/)です。介護保険法にもとづき平成18年4月から運用されている公的な仕組みで、事業所の名称・所在地、職員(従業者)に関する体制、提供サービスの内容、利用料、相談・苦情への対応や安全・衛生管理の体制などが公表されています。24時間いつでも誰でも閲覧でき、複数の施設を同じ項目で比較するのに向いています。
もうひとつが「重要事項説明書」です。有料老人ホームの設置者には、提供する介護等の内容などを利用しようとする方へ開示する仕組みが、老人福祉法(第29条にもとづく届出制度)や厚生労働省の「有料老人ホーム設置運営標準指導指針」のなかで定められており、厚生労働省は重要事項説明書の標準様式も公開しています。施設の概要・料金・職員体制・サービス内容を確認できる資料なので、見学前に取り寄せて目を通しておくと安心です。
見学で実際に確認すること:公表システムで気になる施設を3〜5件ほど絞り、各施設に重要事項説明書を依頼する。届出済みの施設か(無届け施設でないか)が気になる場合は、お住まいの自治体(市区町村・都道府県)の窓口にあわせて確認しておきましょう。
