同じ「空きはありますか?」という問い合わせでも、施設の種類によって答えの意味がまったく違います。ここを取り違えると、待っても入れない施設をひたすら待ち続ける、ということが起こりがちです。
大きく分けると2タイプあります。ひとつは特別養護老人ホーム(特養)に代表される、入所申込者が定員を超えたときに「申込順(先着順)」ではなく、介護の必要性や家族の状況を勘案して、必要性の高い人を優先的に入所させるよう努める仕組みの施設です。ここでの「待機」は、列に並んで順番を待つのとは異なります。
もうひとつは有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)・グループホームなど、空き居室があれば手続きを経て比較的早く入居できる「空室即入居型」の施設です。こちらは空室の有無がそのまま入居可能性に近づきます。
施設探しの始め方で相談窓口や要介護認定の流れを押さえたうえで、実際の空室確認では、まず「この施設はどちらのタイプか」を最初に確認してください。そのうえで、後述するタイプ別の質問に進むと、聞くべきことがはっきりします。なお、運用は地域や施設によって違いがあるため、最終的には申込先の施設と自治体の窓口に確認するのが確実です。
