定期的な通院が必要なご家族の施設を探すとき、「施設に入れば通院も全部みてもらえる」と思いがちです。けれど、通院の付き添いをどこまで施設が担うかは、老人ホームの種類によっても傾向が変わり、施設によって大きく異なります。家族の付き添いを基本とする施設、職員が同行する施設、外部の介護タクシー(介助のできる運転手が乗る福祉車両など)を使う施設があり、その対応は契約内容によって決まります。
大切なのは、通院付き添いは多くの場合「毎月の利用料に含まれる基本サービス」ではなく、別に取り決めるサービスになりやすいという点です。誰が、どこまで(送迎だけか、診察室や会計まで付き添うか)、費用はいくらかは、入居前にはっきりさせておかないと、入居後に「思っていた対応と違う」「予想外の費用が請求された」という行き違いが起こりがちです。
入居までの流れの中でも、見学や問い合わせの段階で「通院が月◯回ほど必要です」と具体的に伝え、その施設での標準的な対応を確認しておきましょう。口頭の説明だけでなく、後述する重要事項説明書や料金表など、文書でどう書かれているかまで見ておくと安心です。なお、本記事の費用や制度の扱いは一般的な考え方であり、実際の対応・料金は各施設・自治体の最新の資料で必ずご確認ください。
