親や配偶者の介護を続けるなかで、「もう限界かもしれない」「自分が壊れそう」と感じることは、決して特別なことではありません。むしろ、それだけ真剣に向き合ってきた証でもあります。大切なのは、その気持ちを一人で抱え込まないこと。日本には、介護する家族を支えるための無料の相談窓口や制度が用意されています。
まず知っておきたいのは、「介護疲れの相談は、わがままでも甘えでもない」ということです。専門職に話すことで、使えていなかったサービスが見つかったり、気持ちが少し軽くなったりすることがあります。
このガイドでは、(1)無料で相談できる公的窓口、(2)すでにサービスを使っている場合の相談相手、(3)一時的に介護を休む方法、(4)仕事と両立する制度、(5)認知症の専用窓口、という順番で、頼れる先を整理します。そして、もし「在宅は難しい」と感じ始めたときに、施設探しでどんな視点を持てばよいかにも触れます。どこから読んでも構いません。今のご自身に一番近いところから、無理のない一歩を踏み出してみてください。
