「年金だけで老人ホームに入れますか」というご相談は本当に多いのですが、残念ながら「はい」「いいえ」で一律にはお答えできません。理由は、費用が施設の種類と本人・世帯の所得によって大きく変わるからです。
大きく整理すると、考え方の鍵は3つあります。(1) 公的な介護保険施設(特別養護老人ホームなど)は、民間施設に比べて費用を抑えやすい傾向があること。(2) 住民税が非課税など低所得の場合、介護保険施設では「負担限度額認定(補足給付)」によって居住費・食費が軽くなる仕組みがあること。(3) 生活保護を受けている方にも入所できる道があること。
ただし、要介護度・部屋のタイプ(多床室か個室か)・所得段階・地域によって実際の金額は変わります。ですから本記事の数字はあくまで「目安」として読み、最終的な金額は施設の重要事項説明書・料金表とお住まいの自治体の窓口で確認していただくのが大前提です。費用や制度は改定されることがあり、最新情報の確認が必要です。施設探しでは、まず「どの種類の施設を、いくらの予算で探すのか」を最初に決めることが、遠回りを防ぐ第一歩になります。
