「生活保護を受けていると、老人ホームや介護施設には入れないのでは」と心配される方は少なくありません。結論から言うと、生活保護を受給していても、施設への入居は制度上できます。生活保護には支援の種類が8つ定められており(生活扶助・教育扶助・住宅扶助・医療扶助・介護扶助・出産扶助・生業扶助・葬祭扶助)、このうち介護にかかる費用は「介護扶助」で支えられるしくみがあるためです。介護扶助は現物給付として行われ、本人が立て替える必要がなく、直接、介護事業者へ支払われます(厚生労働省 生活保護制度)。
ただし「入れる=どんな施設でも自由に入れる」という意味ではありません。施設の種類によって入居条件があり、生活保護の支給範囲内で生活が成り立つ施設かどうかも一人ひとり異なります。費用相場や個別施設で入居できるかは断定できないため、最新情報は施設の重要事項説明書・料金表と、お住まいの地域の福祉事務所で必ず確認してください。
施設探しの実務としては、「介護扶助・住宅扶助の範囲で入れる施設か」を、施設と福祉事務所の両方に早めに相談しておくと、後の手続きがスムーズです。
