長年連れ添ったペットと離れたくない――そのお気持ちを大切に施設を探したい方は多いと思います。ここでまず知っておいていただきたいのは、ペット飼育の可否を一律に定めた法律や国の基準は確認できないということです。つまり「この種類の施設なら必ずペットと暮らせる」とは言えません。
老人ホームや高齢者向けの住まいには、特別養護老人ホームなどの介護保険施設、有料老人ホーム(介護付・住宅型・健康型)、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)といった種類があり、それぞれ根拠となる法律や制度は異なります(施設の種類ごとの入居条件の違いもあわせて確認しておくと理解しやすくなります)。ただし、ペットを飼えるかどうかは、こうした種類の違いではなく、各施設が独自に定めるルール――重要事項説明書(※施設の運営方針やサービス内容・費用を記した書類)、契約書、管理規程――で決まると考えられます。
ですから施設探しでは、パンフレットに「ペット可」と書いてあっても、それだけで安心せず、気になる施設に直接「どんな条件でペットと暮らせるのか」を確認することが出発点になります。同じ住宅型有料老人ホームでも、ペットを歓迎する施設もあれば、まったく不可の施設もあります。種類で当たりをつけたら、最後は必ず一軒ごとに確かめる――この順番を押さえておきましょう。
