「要支援」と認定されると、施設はもう必要なのかと不安になる方も多いと思います。介護保険制度のうえで要支援は、つきっきりの介護が必要というより、日常生活の一部に支援があると安心で、介護予防に取り組むことが望ましいとされる段階と位置づけられています。要支援1は基本的にひとりで生活できるものの、複雑な動作の一部に介助が必要な状態、要支援2はそれより介助を要する場面が増えた状態、と説明されます(厚生労働省の整理にもとづく一般的な説明です。詳しい認定区分は自治体・地域包括支援センターでご確認ください)。
ですので、要支援だから急いで施設に、と考える必要は必ずしもありません。一方で、ひとり暮らしの不安や、転倒・もしものときへの備えとして、早めに住まいを移しておく選択肢も十分あります。
まず最初の一歩としておすすめなのが、お住まいの市区町村の窓口や地域包括支援センターへの相談です。要支援の方の介護予防サービスや住まいの相談に対応してくれる、公的な無料の窓口です。ご本人が今どんな生活上の困りごとを抱えているかを書き出して、相談に持っていくと話がスムーズです。施設探しの前に、まずは「今の状態でどんな支えが使えるか」を整理しておきましょう。
