グループホームは、正式には「認知症対応型共同生活介護」といいます。認知症(※脳の病気などで記憶や判断の力が低下した状態)と診断された方が、5〜9人ほどの少人数で職員の支援を受けながら共同生活を送る住まいです。介護保険の「地域密着型サービス」(※その市町村に住む人が利用できるサービス)に位置づけられているのが大きな特徴です。認知症の方が入居できる施設はグループホームに限らないため、認知症で入れる老人ホームの種類や入居条件もあわせて押さえておくと、施設選びの選択肢が広がります。
このことが費用にも関わってきます。地域密着型のため、原則として施設のある市町村に住んでいる方が対象で、要介護1以上が利用の目安とされています(要支援1は対象外、要支援2は「介護予防認知症対応型共同生活介護」という別の枠組み)。利用できる要介護度や対象範囲は制度の見直しや自治体の運用で変わることがあるため、最新の扱いは施設・市町村にご確認ください。
費用を考えるときは、まず「自分(家族)が利用対象に当てはまるか」を確認するところからになります。施設探しの場面では、見学先が認知症対応型共同生活介護として運営されているか、住んでいる市町村にある施設か、どの要介護度から受け入れているかを、パンフレットや重要事項説明書(※契約前に渡される、料金やサービス内容を記した書類)で必ず確かめましょう。前提が違うと、料金表を見比べても比較になりません。
