体験入居は、実際に居室に泊まって食事・入浴・睡眠といった一日の流れを体験し、その施設での暮らしが本人に合うかを入居前に確かめるものです。見学が「日中の数十分を案内してもらう」のに対し(見学で確認しておきたいポイントは別途まとめています)、体験入居では朝の起床から夜間の様子まで、ふだんの生活の連続を肌で感じられます。
ここで大切なのは、「良かった/悪かった」という印象だけで終わらせないことです。体験で見た現実を、あとで紹介する重要事項説明書(施設が交付する、サービス内容や費用・体制を記した説明書類)や、厚生労働省の介護サービス情報公表システムに載る客観的事実と突き合わせると、見え方がぐっと立体的になります。
体験で感じた「夜間に職員さんが少なそう」という印象を、書類上の職員体制と照らし合わせる——このように主観と事実の両面で確かめる姿勢が、後悔の少ない施設選びにつながります。費用や利用できる日数、持ち物などは施設ごとに大きく異なるため、申し込み前に各施設へ必ず確認しましょう。
