「夜中に具合が悪くなったらどうなるのだろう」――施設探しで多くのご家族が最初に抱く不安です。漠然と「夜は心配」と考えると答えが見えにくいので、「夜間に誰が・どう対応するか」を分けて確認すると整理しやすくなります。
確認したい観点は、おおむね次の4つです。
- 夜勤の人員配置:夜間・深夜の時間帯に、どの職種が何人いるか
- 看護職員の有無:夜間に看護職員(看護師・准看護師)が常駐しているか、いない場合はどうするか
- オンコール:夜間に看護職員や医師へ電話で相談・指示を受けられる体制があるか
- 協力医療機関・救急搬送:急変時に診てもらえる医療機関や、救急車を呼ぶ判断・連絡の流れ
この4つは施設の種別や事業者の体制によって大きく異なります。ですから「夜間の医療対応がしっかりしているか」は、パンフレットの印象ではなく、重要事項説明書や見学時の質問で具体的に確かめるのが確実です。本記事では、各観点を公的な制度の裏づけとともに、確認の仕方まで落とし込んでいきます。胃ろうや喀痰吸引など医療的ケア全体を含めた選び方は医療対応が必要な人の老人ホーム選びでも整理していますので、あわせてご覧ください。なお個別施設で実際にどこまで対応できるかは、必ずその施設・自治体に直接ご確認ください。
