ご家族に胃ろう(胃に小さな穴をあけ、管から栄養を入れる経管栄養の一つ)がある状態で施設を探していると、「受け入れてもらえないのでは」と不安になりがちです。実際には、胃ろうなど経管栄養のある方を受け入れている老人ホーム・介護施設はあります。ただし大切なのは、「老人ホームなら必ず胃ろうに対応できる」わけではないという点です。
胃ろうの管理は、栄養剤の注入だけでなく、注入中の体調観察、管まわりのスキンケア、トラブル時の判断など、医療的な見守りが伴います。これを誰が、どの時間帯まで担えるかは施設ごとに大きく異なります。同じ「特別養護老人ホーム」「介護付き有料老人ホーム」という種別でも、看護体制や受け入れの可否は施設次第です。まずは老人ホームの種類ごとの特徴を押さえたうえで、個別の施設に確認していくと整理しやすくなります。
ですから施設探しでは、「胃ろう対応可」という言葉だけで判断せず、どんな体制で対応しているのかを一つひとつ確認していくことが、入居後のミスマッチを防ぐ近道になります。この記事では、何を・誰に確認すればよいかを順に整理します。具体的な空室状況や費用、個別の受け入れ可否は施設・自治体への確認が必要なため、ここでは「確認の仕方」に絞ってお伝えします。
