かかりつけ医の引き継ぎでまず押さえたいのは、役割の違う2つの書類です。
ひとつは診療情報提供書(しんりょうじょうほうていきょうしょ)。これは医師が別の医師宛てに書く「紹介状」で、本人の氏名や生年月日、これまでの診療の経過、服薬内容などがまとめられます。いわば医師から医師へ、医療情報をバトンタッチする書類です。
もうひとつは健康診断書。多くの場合、施設が用意した書式に医師が記入するもので、現在の健康状態を示し、入居の可否判断に使われます。血液・尿検査や胸部レントゲンなどが含まれることがありますが、項目は施設・書式によって異なります。
2つは目的が異なり、施設によっては両方の提出を求められることもあります。どちらが必要か・どの書式を使うか・費用や有効期限・保険適用の有無は施設や医療機関ごとに違い、ここで断定はできません。最新の案内は施設の入居案内で確かめ、費用や有効期限は依頼する医療機関に確認するのが確実です。診療情報提供書や健康診断書は入居時に必要な書類の一部にあたるため、申し込み前に「提出書類の一覧」をもらい、入居までの流れの中でいつまでにそろえるかを確認しておくと、準備の見通しが立ちます。
