看護小規模多機能型居宅介護(略して「看多機(かんたき)」)は、事業所への「通い」を中心に、短期間の「泊まり(宿泊)」、自宅への「訪問(介護)」、そして看護師などによる「訪問(看護)」の4つを、一つの事業所でまとめて受けられるサービスです。厚生労働省の介護サービス情報公表システムでも、通い・泊まり・訪問における介護と看護を、利用者の状態に応じて組み合わせて提供する仕組みと説明されています。
もともと2012年(平成24年)に「複合型サービス」として制度化され、2015年に現在の名称へ変更された比較的新しいサービスで、市区町村が指定・監督する「地域密着型サービス」に位置づけられています。同じ顔ぶれのスタッフが「通い」も「泊まり」も「訪問」も担当するため、環境の変化が苦手な方やご本人の状態に合わせて、その日の体調や予定に応じて柔軟にサービスを組み替えられるのが特徴です。
ご家族が老人ホームの種類も踏まえて施設を探すとき、まず押さえたいのは「これは入居(住まい)ではなく、自宅で暮らしながら使う在宅サービス」だという点です。自宅での生活を続けたいけれど、医療的な見守りや夜間の泊まりも組み合わせたい——そんなニーズに合うかどうかを、事業所の提供体制とあわせて確認していきましょう。
