ショートステイと入居施設のいちばん大きな違いは、目的です。ショートステイ(短期入所)は、ご本人が普段どおり自宅で暮らし続けることを前提に、一時的に施設へ泊まるサービスです。介護をするご家族が体調を崩したとき、冠婚葬祭や用事があるとき、あるいは「少し休みたい」というときに、ご本人をお願いできます。これは介護保険のうえでは居宅(在宅)サービスに位置づけられ、目的は在宅生活の継続とご家族の負担軽減です。
一方、入居施設は住まいそのものを移す選択です。特別養護老人ホームなどに生活の拠点を移し、そこで日常を送ります。
施設探しの最初の一歩は、ご家庭がいま「一時的な預け先」を探しているのか、それとも「これからの住まい」を探しているのかをはっきりさせることです。ここがあいまいなまま見学を重ねると、条件も費用も比べにくくなります。「数日〜数週間だけ」ならショートステイ、「自宅での生活が難しくなってきた」なら入居、という軸で考えると整理しやすくなります。迷うときは、担当のケアマネジャー(介護支援専門員:ケアプランを作る専門職)に現状を伝えて相談するのが近道です。
