ご家族の施設を探すとき、まず目に入るのがホームページやパンフレットの写真ではないでしょうか。明るい居室や食堂の写真を見て「ここなら」と心が動くのは自然なことです。ただ、写真はあくまで撮影されたその時点の一例で、施設のすべてを写しているわけではありません。
大切なのは、写真を「比較して当たりをつける」入口として使い、気になった施設の数値や最新の状況は別の手段で確かめる、という二段構えの探し方です。まだ何から手をつければよいか迷っている段階であれば、老人ホーム探しの始め方から順を追って進めると、写真での絞り込みもスムーズになります。
この記事では、厚生労働省『有料老人ホーム設置運営標準指導指針』が定める設備の考え方を手がかりに、写真のどこを見ればよいかを整理します。あわせて、写真ではどうしてもわからない部分(においや人の雰囲気、最新の空室・料金など)も正直にお伝えします。
なお、ここで紹介する床面積などの数値は有料老人ホームの指針上の目安であり、特別養護老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など施設種別によって基準は異なります。気になる施設の正確な数値は、後述する重要事項説明書や見学でご確認ください。
