「食事制限がある家族でも入れる施設はある?」という不安は、実はひとくくりにできません。ご家族が必要としている対応がどのタイプかで、確認すべきことも、対応できる施設の範囲も変わるからです。
大きく分けると次の4つです。
- 療養食: 糖尿病や腎臓病など、病気のために医師の指示で内容を調整する食事
- 嚥下食(えんげしょく): 飲み込む力が弱くなった方向けの、やわらかい食事やとろみをつけた食事
- 食物アレルギー対応: 特定の食材を除いたり代えたりする食事
- 経管栄養・たんの吸引など医療的ケア: 胃ろうなど、口以外から栄養をとる場合のケア
この4つは、必要な体制(医師・管理栄養士・看護職員・研修を受けた職員)がそれぞれ異なります。「食事制限OK」という一言で判断せず、ご家族のケースがどれにあたるかを整理してから施設に相談すると、話がかみ合いやすくなります(施設の種類そのものから選び方を整理したい場合は、老人ホームの種類ごとの違いから見直すのも参考になります)。次の章から、それぞれで何を確認すればよいかを見ていきます。なお対応の可否や費用は施設ごとに異なるため、最終的には各施設の最新の重要事項説明書や担当者への確認が必要です。
